被覆型最終処分場の散水量に関する研究
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概要
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近年、環境問題への意識の高まりから景観や早期安定化を考慮した最終処分場が増えてきており、その中の一つに被覆型最終処分場があげられる。被覆型最終処分場は埋立地全体を屋根で覆うというもので、従来の処分場と比べて外観も良く天候の影響も受けにくい。しかし、被覆型最終処分場を安定化させるためには散水しなければならず、散水量も処分場の立地する地域の平均降水量等を基に決定されていることが多く、地域によって散水量が異なり安定化するまでの期間も一定でない。また、散水量と安定化速度の関係も明確になっておらず、廃止を考慮した施設づくりが出来ていないのが現状である。そこで、本研究において定量的予測が可能で、無機物を対象とした「洗い出し」という最終処分場の安定化要素に着目し、散水量(浸出水量)と埋立廃棄物量との比率を表す液固比による検討を行ったので報告する。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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