浸出水及び埋立廃棄物から抽出される有機物組成の検討
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概要
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汚濁物質の発生抑制対策や最終処分場の適正管理を目的として、浸出水の有機物の組成、動態及び埋立廃棄物等からの溶出物(有機物)の成分組成や品目毎の寄与割合に関する検討を行った。 浸出水中の溶存有機炭素(DOC)組成比の平均値は、親水性成分と疎水性塩基成分が17%、疎水性中性成分が21%、疎水性酸成分は62%であり、生物分解生成物である疎水性酸成分がDOCの大半であった。DOC組成比の変化は、疎水性中性成分比と水温の間に負の相関関係があった。 DOC抽出量は、木・竹、紙、繊維、プラスチック、ゴム・皮革、その他の順で大きかった。また、埋立廃棄物1kgあたりのDOC抽出量に対するプラスチックの寄与は、約30~70%であった。
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