ダイオキシン類総排出量の低減とプラント運転条件
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概要
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流動床式ガス化溶融炉におけるダイオキシン類（以下DXNs）の総排出量の低減を図るため、集じん器（以下BF）に触媒ろ布を導入しガス状DXNsを分解除去している設備において、燃焼工程の改善による粒子状DXNsの発生抑制を検討した。測定調査方法として、BF入口および出口のDXNs排出濃度を測定し、ガス量と灰の排出量から総量を算定して評価した。また、プラスチック高含量ごみを既存のごみに別途混合し、ガス化炉投入のごみ質変化に対するガス状DXNs・粒子状DXNs生成、分解、排出総量に及ぼす影響について測定と解析を行った。結果として、DXNs総排出量の収支に基づく評価ができ、触媒ろ布の安定したガス状DXNs分解性能によるDXNs総排出量低減性能が確認された。また、集じん灰中の粒子状DXNsと未燃炭素量との相関が確認できた。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
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