都心型バイオガスシステムの開発
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概要
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従来超高層ビルで発生する生ごみは、人手によりエレベータを用いて地階まで運搬されており、臭気の散乱等の問題が見られた。この問題を解決するため、生ごみ搬送手段としてディスポーザシステムを用いたビルでは、ディスポーザを用いるがゆえに、生ごみのリサイクルが不可能となる問題を抱えている。また、メタン発酵においては発酵残渣の処理が必要でありシステムとして小規模では高価なシステムとなっている。一方、超高層ビルに設置される中水処理設備、厨房除害設備から発生する汚泥についても外部搬出、処理が必要であり、処理費用が必要とされている。そこで、生ごみをディスポーザにて処理し地階へ搬送、徹底した固液分離により固分を回収し、メタン発酵によりバイオガスを回収するリサイクルシステムを開発した。中水処理設備、厨房除害設備と複合的に組み合わせて導入することにより、経済的に収支の成り立つシステムとしての導入が可能となる。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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