ソース工場排水を用いたバイオガス発電の連続運転試験
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概要
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資源循環型社会形成への取組としてメタン発酵が行われている。メタン発酵は、有機物を除去する排水処理機能と、バイオガスを用いたエネルギー回収・利用が可能である。そして、それらの相乗効果による資源循環が期待出来、食品系排水処理等に適用されている。 しかし、メタン発酵は、排水処理機能に重点が置かれ、エネルギー回収・利用が十分に行われていない場合がある。そこで、食品系排水(ソース工場排水)を用いた、バイオガス発電の連続運転試験を実施した。本試験では、コージェネによるエネルギー回収・利用を前提とし、資源循環型・省力化のシステム構築を目指した。 結果、排水処理能力とエネルギー回収・利用能力を両立し、自動で3070時間連続運転する事が出来た。さらに、日間データでは、発電電力量(71kWh/日)は、受電電力量(65kWh)を上回り、エネルギー収支をプラスに出来た。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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