加圧法による湿潤バイオマス炭化物からのリン抽出条件最適化
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概要
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将来の普及が期待される「エネルギー自立型炭化設備」により生成される炭化物からの効率的リン回収を目的として,リン抽出条件について検討した。具体的にはリンと安定な化合物を形成するアルミニウム,鉄およびカルシウムについても加圧法による抽出率を測定し,総合的な評価を行った。その結果,硫酸(1M)を使用する場合,固液比1:3として120℃程度の温度で加熱すれば極めて短時間で90%程度のリンを抽出できることが判明した。抽出条件はほぼ確定したので,抽出液からのリンの分離操作の最適化を図るのが今後の課題である。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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