有機性排水からの懸濁性懸濁物回収システムの開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
食品工場や家庭から排出される低有機物濃度の排水から浮遊有機物を回収することを目的とし、回収用メッシュにプレコートを形成させ、細粒分まで回収可能なプレコート方式のドラム式固液分離装置に着目し、有機性排水としてディスポーザ排水を用い、実証試験装置を用いたドラムの回転条件の検討、濾水の評価を行った。実証試験装置において固液分離ドラムの肩口まで浸漬した状態でプレコートが形成され水頭差がつくとSS濃度が200 mg/L以下になり、水頭差300 mmで固液分離ドラムを回転させ連続運転した場合においても水質を一定に保持することができた。回収用ドラムの材質にラバーを用い、固液分離ドラムへ面ではなく線で押し付けることによって、回収物を転写させることができた。本システムを用いることによって細粒分が含まれる有機性排水からの懸濁物を安定的に効率よく回収することが可能となった。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析