廃石膏ボード粉砕処理物のフィラー材としての再資源化に関する研究
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概要
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建設系廃棄物である廃石膏ボードは,排出量の増加が予想されているが,その利用用途の拡大は十分になされていない。そこで本研究では,廃石膏ボードのリサイクル用途範囲と需要量を拡大するために,廃石膏ボード粉砕加熱処理物を道路舗装材料として用いた試験舗装を実施した。 フィラー(通常石灰岩の粉末)として再生石膏材を混合したアスファルト混合物の強度試験において,再生石膏材の混合量が異なる供試体を作成した。供試体の強度試験の結果,再生半水・二水石膏の混合量を100%とした場合のみ規定の強度を満足しなかった。再生_II_型無水石膏は混合量100%としても通常舗装と同程度の物性を示した。 つぎに,強度試験結果をもとに,実路での試験舗装および路面性状調査を実施した。再生半水・二水石膏および再生_II_型無水石膏とも通常舗装と同程度の供用性を示した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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