家屋解体起源等の木くずチップ中のハロアニソール類
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概要
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建設発生木材等から製造された木くずチップ39検体、天然木である松2検体、パーティクルボード3検体、ベニヤ合板及びMDFを各1検体を対象に、悪臭物質である4種類のハロアニソール類の含有量を分析した。その結果、全ての木くずチップ及びパーティクルボードからハロアニソール類が検出された(合計濃度:0.013~6.5mg/kg dry)。ハロフェノール類とハロアニソール類の合計濃度に対するハロアニソール類の濃度の割合は木くずの用途や発生源に依存せず、大きく異なることが判明した。木くずチップをマテリアルリサイクルすることにより、カビ臭による製品価値の低下が生じた場合、木くずチップ中のハロアニソール類が原因となる可能性が示唆された。その場合、エネルギー回収を含めた焼却処理が必要と考えられた。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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