日中韓の自動車リサイクル制度における拡大生産者責任とパートナーシップ
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概要
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日本の自動車リサイクル法によって適正処理が義務づけられているエアバッグ・フロンガス・ASRのうち、解体業者の段階で処理されるのはエアバッグのみである。解体業者やスクラップディーラーは、外部の接点である仕入れ先・売り渡し先の関係のみならず、関連制度政策やELVに関わる国内外のマテリアルフローを大きく見渡すことが重要である。韓国の自動車リサイクル制度は、強い生産者責任を求めており、各リサイクルプロセスにおいて如何にリサイクル義務率を確認し、証明するかが政策運用の重要なポイントである。一方、中国は日韓の自動車リサイクル制度の仕組みと実績を参考にしながら、2010年度目処に中国型の自動車リサイクル制度を構築しようとしている。日本は制度の改正に向けて、国内外における自動車リサイクル及び再生資源の動向を把握した上、EPR原則のあり方、国内外におけるパートナーシップを再考する必要があろう。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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