品質を考慮したペットボトルリサイクルの多基準意思決定の枠組み
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
使用済ペットボトルのマテリアルリサイクルを対象として,再生樹脂の品質・用途とCO2排出量および化石資源消費量を考慮したプラスチックリサイクルの多基準意思決定の枠組みを構築した.リサイクルプロセスにおけるベールから再生樹脂までの品質をモデル化することによって,市町村によるベールの品質制御と再生樹脂の品質や適用可能な用途との関係を明らかにし,意図した用途への適用可能性の検討を可能にするとともに,その要求品質を満たさなかった場合については,線形計画およびモンテカルロシミュレーションを利用して,ベールの品質およびリサイクルプロセスに対する改善要求の導出を可能とした.同時に,CO2排出量および化石資源消費量も評価することで,多面的な判断基準に基づく意思決定を行うことができる枠組みとした.
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析