容器包装の発生抑制デザインの可能性:飲料と米菓の事例
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概要
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本研究では実際に流通している製品の容器包装を実測することを通してそのばらつきを明らかにし、容器包装の発生抑制デザインによる削減可能性と各種取り組みの効果について考察した。本研究で調査した紅茶、緑茶、あられ・おかきについては中身重量あたりの容器包装重量のばらつきが大きく、すべての製品がその中で最も容器包装が少ない製品と同水準になった場合、紅茶、緑茶、あられ・おかきの容器包装等は、それぞれ95.4%、94.9%、70.8%削減可能であった。また各発生抑制の取り組みによる容器包装重量削減率は(1)薄肉化等8.4%(500mlPETボトル)、(2)大容量化では同ブランドの場合28.3%、異ブランドの場合26.8%(紅茶ティーパックで、中身重量が2倍になった場合)、(3)個包装の廃止71.2%(紅茶ティーパック)、(4)商品形態の変更93.8%(緑茶)となった。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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