誘導加熱を用いた低濃度PCB汚染OFケーブル無害化処理装置の開発
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概要
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低濃度PCB汚染電気機器の無害化処理方法は、真空加熱分離法(VTR法)や洗浄法などが実用化されているが、処理性能やコスト面で課題がある。著者らは、誘導加熱(IH)技術を利用して、低濃度PCB汚染電気機器類を常圧下で効率的に無害化処理する装置を開発中であり、特にOF(Oil Filled)ケーブルを処理対象とした装置を試作し、性能試験を行った。その結果、OF ケーブルを450 ℃の常圧下で1 時間加熱保持することにより、試料の絶縁紙はすべて炭化しており内部まで十分に加熱されたことが確認でき、試料中のPCB 濃度はいずれの部位でも基準値以下となり無害化されていることを確認した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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