ドライフォグ状オゾン水注入による最終処分場の早期安定化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、最終処分場の早期安定化方法としてケミカルオキシデーション法が研究されており、排水基準等の化学的指標においては早期安定化が確認されている。本実証研究では、低コストでの原位置処理技術及び早期安定化技術として、酸化剤(オゾン水など)をドライフォグ(霧状)として、安定型最終処分場内部へ注入するドライフォグ状酸化剤注入工法の技術開発を行った。実験では安定型最終処分廃棄物を充填した小型ライシメーターからの浸透水及び対策を実施した安定型最終処分場浸透水水質分析を行った。その結果、ドライフォグ状酸化剤注入工法を実施した場合、そうでない場合と比較し浸透水水質が約1/2まで早期に減少する事が確認できた。今後の課題として、実験を継続することにより長期安定性を確認することが必要である。また浸透水濃度に対する効率的注入量を定量化し、経済性を高める必要がある。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
- 最終処分場におけるコロイド溶液を用いた自己修復型ライナーシステムに関する実験的検討
- LCA手法による家庭系生ごみ処理の地域システム評価 : コンポストの普及率等の実際的条件を考慮した分析
- 厨芥を対象とした水蒸気ガス化に関する基礎的研究
- 生ごみバイオガス化施設におけるメタン回収量, 環境保全性, 経済性の検討
- アンケート調査による北海道における牛ふん尿の自動撹拌式堆肥化施設とバイオガス化施設の設置効果の解析