DNAマイクロアレイを用いた廃棄物最終処分場における微生物学的自浄能力の評価
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概要
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従来の埋立地の状態のモニタリングは浸出水中の重金属、有機成分・窒素分・微量有害成分、および埋立ガス中のメタン、二酸化炭素などの個別成分の化学分析によって行われてきた。しかし、有害物質の挙動に直接関わる、廃棄物の分解過程がモニタリングされた事例はほとんどないのが現状である。また、微生物生態系が有する物質変換、耐性の評価を行うことで、生物分解を含む廃棄物の変性過程の把握が可能となり、処分場の環境安全性の確保に係る適正管理技術の推進に貢献できることが期待される。そこで微生物機能として有機化学物質分解、炭素・窒素・硫黄循環および金属代謝に着目し、それらに関わる機能をコードする遺伝子を標的としたDNAマイクロアレイを用いて廃棄物最終処分場の解析を行った。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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