廃棄物の海面埋立を想定した試料群の静水中における2次元沈降挙動
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概要
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我が国において大都市近郊では、海面埋立による廃棄物最終処分場が大都市近郊の港湾区域内に設置される場合が多くなってきている。また都市の地理的要因もあり、海面埋立処分場の遮水層として自然堆積地盤である沖積粘性土層をそのまま用いる場合が考えられる。その場合、埋立ポンド内への投入廃棄物が沖積粘土層で形成された遮水層を傷めないように、埋立当初は薄層埋立工法が採用される場合がある。その際、投入される廃棄物には鉱さいなど、比較的密度が大きなものが含まれる場合も想定され、それらによる粘性土層の遮水機能の低下が懸念される。また遮水層が自然堆積地盤であるが故に、数10cm程度のめり込みでも大きな問題となり得ると考えられる。そこで本報告では、薄層埋立工法における投入廃棄物が海底粘土地盤に及ぼす影響評価の一つとして、大型水槽内の静水中を沈降する試料群の、2次元沈降挙動の把握を目的として行った実験結果について考察する。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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