高品質粘土を用いた遮水工構築に関する基礎的研究(材料特性の検討)
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概要
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廃棄物最終処分場の表面遮水層をはじめ、貯水池、調整池、農業用ため池の防水工事に対する遮水材料として耐久性・安全性の観点から土質系遮水層が多く適用されている。遮水性の高い良質な土質系遮水材料を施工箇所近傍で確保することが困難な場合には、その代替として現地発生土や比較的安価に現地調達できる原料土とベントナイトを混合した「ベントナイト混合土」が用いられるが、その場合、原料土の選定、適切なベントナイト配合量の決定、現場での煩雑な品質管理・施工管理が必要となる。そこで我々は、煩雑な品質管理や特殊な技能などを必要としない遮水工構築方法として、スメクタイト系鉱山から採掘した粘土鉱石を粒径25mm以下に粗砕した「高品質粘土」をそのまま転圧し遮水層を構築する方法を開発した。本報では、「高品質粘土」の材料特性について検討した結果を述べる。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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