溶融スラグのガラス骨格組成と鉛溶出挙動との関係(実炉スラグによる検討)
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概要
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廃棄物溶融スラグの骨格組成と鉛溶出との関係について、ラボ実験により、ガラス骨格組成の異なるスラグについて鉛溶出挙動を調査した結果、以下のことが明らかになった。1.鉛の19号含有濃度は「スラグ中の鉛全含有濃度」と「スラグの骨格強度」により決まると考えられる。「スラグの骨格強度」は「骨格脆弱度」([SiO2+Al2O3]/[CaO+Na2O+K2O] 重量比)で評価できる。2.鉛の46号溶出濃度については、アルカリ酸化物割合が概ね35%以下と低く、溶出液pHが8以下となるスラグの溶出リスクが高いと考えられる。そこで本報では、実施設(実証施設含む)から発生する様々な廃棄物溶融スラグ及び鉄鋼スラグについて分析を実施し、ラボ試験結果と同様の傾向が見られるかを検証した。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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