溶融スラグのガラス骨格組成と鉛溶出挙動との関係(実験的検討)
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概要
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近年、各種廃棄物のリサイクルが社会的取組みとして推進されている。溶融スラグについても骨材としての有効利用が望まれており、2006年に定められたコンクリート、アスファルト用骨材としてのJIS基準を安定的に満足することが溶融システムを導入する上での必要最低条件となっている。 廃棄物溶融スラグは、一部に結晶が存在するものの、大部分はガラスである。工業ガラスについては主要組成と化学的耐久性との関係に関する知見は多いが、溶融スラグについては骨格組成と鉛溶出との関係について未解明な部分が多い。前報1)では、溶融スラグ中のアルカリ金属及びアルカリ土類金属が鉛溶出に悪影響を及ぼすことが分かった。そこで本報では、溶融スラグに各種骨格元素を添加して再溶融し、そのスラグの溶出試験を実施することにより、骨格組成と鉛溶出挙動との関係を系統的に調査した。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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