灰溶融炉耐火物耐久性予測のための新技術運用実績報告
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概要
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ごみ焼却灰溶融炉は焼却灰および飛灰を溶融処理により資源化する資源循環システムとして10年ほど前から本格的に稼動を開始し、当社プラズマ式灰溶融炉は現在9プラント20基が稼動中である。プラズマ灰溶融炉のLCCを低減する上で最も重要な指標が耐火物の耐久性であり、本報ではスラグライン耐火物および炉底耐火物の耐久性を向上するために開発した以下の新技術を紹介する。・高温高煤塵雰囲気越しに非接触でスラグ液面温度を計測する技術を開発し、実炉に設置して温度管理を行ったところ、スラグライン耐火物の耐久性は2年以上に長寿命化するものと推定された。・休炉中の炉底メタル厚さを非破壊計測し炉底耐火物侵食量を推定する技術を開発した。これによりメタル解体が不要となり、解体時にランスで炉底耐火物を損傷するリスクが無くなったため炉底耐火物寿命は2年以上に長寿命化するものと推定された。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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