DBO方式による次世代ストーカ施設の運転実績
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概要
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近年、都市ごみ処理施設において、建設と運営を一体の事業とすることで、民間の能力を生かし、事業コストの削減と質の高いサービスの両立を目指す、DBO方式が事業形態の主流の1つとなっている。当社は、このDBO方式(運営期間20年間)により請負った事業において、次世代ストーカ技術を組み込んだ最新鋭の施設を建設した。このほど運転を開始し、その初期性能を確認したので報告する。施設は、排ガス再循環、強制空冷ストーカを中核とした次世代型のストーカ炉を導入している。排ガス再循環により、低空気比運転、排ガス量の低減、熱回収率の向上を図り、また、そのNOx低減効果により、触媒脱硝を用いず、無触媒脱硝により、低い基準値を達成している。本稿では、排ガス再循環、低空気比にて安定した運転が可能であること、その効果により排ガス量、DXNs、NOxの低減効果、熱回収率の向上があることを示した。
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一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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