竪型ストーカーにおける廃棄物焼却速度に関する考察
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概要
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目的:ストーカー炉に横型と竪型があり、竪型は火格子燃焼率が大きく(2.5~6.2倍)設置面積が小さいので、その焼却の違いの研究を行ったので、その結果を報告する。 方法:竪型炉の実績運転状況を調査した。焼却速度は乾燥速度と燃焼速度により決まるので、その推論式を作成した。運転状況調査結果の層単位容積当たりの焼却量(kg/m3・h)がほぼ合う推算条件を決めてその結果をまとめた。 結果:竪型炉は横型炉に比べ面積が小さいので輻射熱からの電熱より高温ガスの接触伝熱の影響が多いので、火格子燃焼率(kg/m2・h)でなく、層単位容積当たりの焼却量(kg/m3・h)で検討したら焼却速度計算推論式と良くあった。 考察:廃棄物の性状の変動幅、焼却過程の精密分析調査をすることは不可能に近い。そのため簡便な推算式が出来れば有効である。第一段階として本検討を行った。今後より精密に廃棄物別調査を進めていく。
- 一般社団法人 廃棄物資源循環学会の論文
一般社団法人 廃棄物資源循環学会 | 論文
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