脳卒中急性期治療の課題:包括的脳卒中センターの整備に向けて
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概要
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厚生労働科学研究費補助金事業「包括的脳卒中センターの整備に向けた脳卒中の救急医療に関する研究」 (研究代表者 飯原弘二) の中で, 日本脳神経外科学会, 日本神経学会および日本脳卒中学会教育訓練施設を対象に, 1) 米国ブレインアタック連合が推奨する脳卒中センターの推奨要件 (専門医, 診断機器, 専門的治療, インフラ, 教育研究) に関する施設調査を施行し, 749病院から回答を得て, 施設ごとの推奨要件の充足率に歴然とした格差が存在すること, 2) 脳卒中診療に従事する専門医の約半数が, 疲労やストレスなどが原因で仕事への意欲が大幅に低下する「燃え尽き症候群」の恐れがあることを明らかとした. 3) 2011年度にはDPC参加病院256施設において2010年度に加療した急性期脳卒中症例53,170例を登録し, 本邦における単年度の調査としては過去最大規模の横断調査を施行し, 死亡率に影響する施設要因, 人的要因について解析を行っている.
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The Japanese Congress of Neurological Surgeons | 論文
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