車両横転に関わる風速の閾値超過確率についての実験的考察
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概要
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角状コンテナ型の大型車が横風に煽られることによる横転事故が時折見られる.移動中の車両に作用する風は,横風に加え自身の移動速度によって生じる風を考慮する必要がある.そのため,固定点で計測した横風により決定する規制風速では十分に安全を確保できていない可能性が考えられる.本研究では風洞実験において熱線流速計プローブを移動させることにより移動中の物体が受ける風速変動特性及び閾値超過確率を求め,仮定された大型車の横力係数をもとに車両の横転限界風速を算出した.これらの値を用いて車両の横転限界風速と橋梁固定点で計測した平均風速の関連性を示すことで,橋梁の通行規制風速設定法について考察した.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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