架涉線機材において疲労損傷を評価するための風速分布の推定:その2 y=βe^(-αx)の適用
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概要
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その2では,その1と同様,架渉線機材の疲労損傷を評価するために,高風速領域における風速分布を各地に点在する観測所の記録より推定した。高風速領域における風速分布は,風速の増加と共にX軸に漸近するため という関数を適用し,パラメータ と を求めた。さらに,広域に渡る 及び のコンター図を作成し,観測地点の と を推定した。推定の精度に若干問題はあるが,この方法により観測地点の風速分布を推定できる可能性を示した。今後の検討としては, 及び を推定する箇所を増やすことや,地域的な影響を考慮する等が挙げられる。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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