一定風速からの風速急変下での楕円断面柱に作用する非定常風力に関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
一定風速からの風速急変流を生成する突風風洞実験を行い,その突風を受ける楕円柱の非定常風力特性を調べた。本研究では,脈動流生成装置の翼列を少し開放して一定風速値を設定し,その状態から翼列を全開にすることで一定風速からの突風を生成した。その結果,一定風速からの突風を受ける楕円柱においても風力のオーバーシュート現象が現れることを確認し,目標風速に対する開始風速比が高くなると,オーバーシュート係数は小さくなることを明らかにした。一定風速からの突風に対応するように再定義した無次元立ち上がり時間で開始風速比ごとにオーバーシュート係数を整理したところ,各開始風速比において,オーバーシュート係数と無次元立ち上がり時間に強い関連性が見られた。
- 一般社団法人 日本風工学会の論文
一般社団法人 日本風工学会 | 論文
- CFD による火災旋風と火の粉の飛散解析
- ガストフロントの突風構造
- 数値流体解析による超偏平矩形断面におけるねじれ1自由度振動時の非定常空気力の算出
- 送電用鉄塔の耐風設計のための風向別基本風速に関する検討
- 風向別風速を用いた送電鉄塔の耐風設計法に関する研究 : 「送電用鉄塔の風荷重指針(案)」の骨子