風洞実験に基づく超高層建物の多層層風力による風応答特性:(その2) 時刻歴風応答解析におけるアンサンブル平均のばらつき
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概要
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本報では,風洞実験により得られた層風力から算出したモーダル風力を用いて,時刻歴弾性応答解析を行った.そして,風力のばらつきが応答に与える影響を検討し,時刻歴風応答解析による風応答評価を行うための基礎資料を提示することを目的とする.検討方法として,アンサンブル平均に用いる風力時刻歴波形数の違いによる応答値のばらつきを調べた. 5波のアンサンブル平均により応答評価することで,1波の半分程度のばらつきに収束することを確認した.さらに,辺長比および振動モード形状の変化は応答のアンサンブル平均値のばらつきに殆ど影響せず,高減衰ほど,応答のアンサンブル平均値のばらつきが小さいことを確認した.
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