風が吹いているときの音の伝播の測定
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概要
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風が音の伝播に与える影響に関する野外測定を実施した.360度広指向性スピーカーを音源とし,スピーカーから直線状に2台の騒音計を60mあるいは100m離して設置した.また,スピーカーのすぐ近くに風向風速計を設置した.音源周波数を100Hz, 400Hz, 1000Hz, 4000Hzとして風向風速と音圧を同時に計測した.その結果,風速が大きくなると風上側と風下側の音圧差が大きくなること,騒音計が遠くなると音圧レベルは低下して音圧差が大きくなること,風速増加に伴う音圧差の拡大傾向は高周波数ほど大きくなること,の結果を得た.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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