風力特性に及ぼすステップ関数的突風の影響に関する実験的検討
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概要
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風荷重算定時の風力係数は定常流を用いた風洞実験によって決めるのが一般的であり，風速の立ち上がり時間が非常に短いいわゆるステップ関数的な突風に対する構造物の風力特性の報告は少ない。本報では，短時間に立ち上がる突風を受けるブラフな構造物に生じる揚力の特性を衝撃風洞で検証し，定常状態での風力との比較検証を行った。電車形状を模擬した試験体に0.2秒の立ち上がり時間を持つステップ関数的な突風を作用させたところ，定常流では見られない大きな揚力のピークが発生し，立ち上がり時間と立ち上がり風速によって強い影響を受けることがわかった。
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