低層住宅の屋根面風圧性状における棟形状の影響
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概要
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本研究では,低層建物の屋根面風圧に棟形状が及ぼす影響について風洞実験を行い検討した.検討対象は,長方形平面を有する切妻屋根および寄棟屋根の2階建て建物とした.棟形状は通常の棟形状のほか,2種類の棟形状を模擬した合計3種類とした.切妻屋根の場合,いずれの棟形状についても大きな最小ピーク風圧係数は隅角部及び棟端部に見られる.棟形状による変化は主に棟端部に生じる局部風圧に見られ,棟高さが高いほど小さくなる.寄棟屋根の場合,大きなピーク風圧係数は隅角部に生じる.棟形状による変化についてみると,隅角部付近の風圧は棟形状が高くなるほど小さくなり,大きなピーク風圧が生じる領域は屋根の内側に変化する.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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