境界面上に置かれた平板の風による振動について
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概要
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瓦などの屋根などに置かれた平板は,ある限界風速を超えると飛散し始めるが,飛散し始める前に上下に振動(フラッタリンク゛)する。本論文では,平板が浮き上がるとともに,平板に作用する揚力が減少するという仮定のもとに平板の運動方程式を導き,その運動について考察した。解析により,この振動は1質点系の自由振動で近似され,その振動数は揚力と重量の比の平方根に比例し,浮き上がりに伴う揚力の限界変位(揚力が0となる浮き上がり変位)の平方根に逆比例する。浮き上がり開始時には平板に作用する揚力と重量が釣り合うため,固有振動数は平板の質量とは関係なく,振動振幅と揚力の限界変位のみによって決まる。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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