傘の静的空気力の測定
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概要
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風雨が強い中で傘を差している歩行者の転倒事故は頻繁に起きている.このように,最も身近な道具の一つである傘の対風挙動は人間の安全に関わる問題といえる.傘に作用する空気力の基本的な特性を理解することを目的として風洞実験を実施した.本研究では傘に作用する静的空気力の測定を行った.測定結果から,風が吹いているときの姿勢である風上側に傘を傾けた状態では,作用する空気力は小さいが,空力モーメントが発生することが明らかになった.逆に傘が風下側に傾いている状態では,空気力の作用方向は傘の柄の方向と一致し安定している.
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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