Branch Atheromatous Disease の急性期におけるリハビリテーション開始基準の使用について
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概要
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[目的]Branch Atheromatous Disease(BAD)症例に対して運動麻痺,歩行能力,症状進行日について調査し,当院で使用している脳梗塞リハ開始基準の有効性について検 討した。[対象]BAD 症例12例とした。[方法]症状の進行を認めなかった9例を非進行群,症状の進行を認めた3例を進行群に分類した。入院時および退院時の下肢Brunnstrom stage(Brs)とmodified Rankin Scale(mRS),退院時の歩行能力,進行群のみ症状進行時の下肢Brs と症状進行日を調査した。[結果]進行群の下肢Brs は3例ともリハ開始時から数日で増悪し,退院時に改善を認めた。歩行能力は進行群,非進行群とも退院時に歩行不可能な症例を認めなかった。進行群の症状進行日は入院後4日目以内であった。また,退院時のmRS は予後良好例が2例であった。[結語]症状の進行を認めたBAD 症例に対して,リハ開始基準に基づいた安全なリハ開始と早期離床によって運動機能の改善が得られたと考える。
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Japan Society of Health Promotion and Physical Therapy | 論文
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