名古屋第一赤十字病院歯科口腔外科における渦≠5伍闇の口著裂患者についての分析
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概要
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名古屋第一赤十字病院歯科口腔外科の過去5年間(昭和50年1月1日より昭和54年12月31日まで)の口蓋裂患者50例について調査し, 下記のような結果を得た.<BR>1.紹介患者37例(74%)の内, 院外の婦人科が最も多く, 11例であった.<BR>2.性差は認めなかった.尚, 口唇裂を伴う口蓋裂では男子優位であり, 口蓋裂単独では女子優位を示した.<BR>3.症例分類では, 口唇裂を伴ったものが23例(46%), 口蓋裂単独が24例(48%), 二次症例3例(6%)であった.<BR>4.初診時年令は, 3ケ月までが20例(40%)と最も多く, 0年から6年までが45例(90%)であった.<BR>5.母親年令は, 26才から30才までが23例(49%)で最も多く, 特に高令者に多いという結果は認めなかった.<BR>6.合併奇形は一次症例患者47例中, 9例(19%)と比較的高率であった.<BR>7.手術方法については, 硬軟口蓋裂症例にはPushback, 軟口蓋部筋形成, 鼻腔粘膜Z形成を同時に行なう方法を多用し, 軟口蓋裂単独症例にはWidmaier法を多く用いた.<BR>他に, 若干の考察を付し報告する.
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