咬合機能の改善を行った極めて大きな顎裂を有する両側唇顎口蓋裂の1例
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概要
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今回,私たちは強度に萎縮した中間顎により広い顎裂を有した両側唇顎口蓋裂患者を治療する機会を得たので報告する.患者は33歳の女性で咀囎障害および鼻部の悪臭を主訴に当科来院した.そこで,まず最初に遊離自家腸骨移植により上顎骨を形成し,ついで口腔前庭拡張術の後,歯科インプラントによる咬合の改善を行った.その結果,口唇鼻部の形態および咀囎機能は満足いくものとなった.
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Japanese Cleft Palate Association | 論文
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