スピーチエイドバルブを付加した固定式矯正装置の試作
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概要
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鼻咽腔閉鎖機能不全の改善のためにスピーチエイドを使用している口蓋裂患者の矯正歯科治療を開始する際,矯正装置との併用が困難なためにスピーチエイドの使用を中断せざるを得ない症例が存在する.このような症例へ適用するために,スピーチエイドバルブを付加した固定式矯正装置を試作し,矯正治療を行なった.本装置は固定式上顎拡大装置に可撤式のスピーチエイドバルブを組み込んだもので,上顎拡大中もバルブによる鼻咽腔閉鎖機能を維持することができる.本論文では,装置の構造および製作方法について詳述するとともに,左側口唇口蓋裂の一症例の治療経験を通して,本装置の有用性や問題点について検討を行なった.
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Japanese Cleft Palate Association | 論文
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