断端袋を使用した状態での筋電義手の使用例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筋電義手使用時に断端袋を使用すると皮膚表面と表面電極が接触できず筋電位の導出ができなくなり,その結果,電動ハンドの開閉が制御できなくなる.そのため,筋電義手使用者は断端袋を使用しないか,断端袋に表面電極用の穴を開けて使用している.我々は,断端袋使用時でも水道水や汗で断端袋を湿らすことで電動ハンドが制御可能となった症例を確認したので報告する.また,本症例報告では,断端袋を湿らすことで電動ハンドの開閉が使用者の意思によって制御できることを示すために,断端袋を使用して前腕筋電義手を装着させたときの表面電極の出力信号を測定し,断端袋を湿らせると筋電位が導出できることを確認した.
- 日本義肢装具学会の論文
日本義肢装具学会 | 論文
- JICAの活動 : タイ労災リハビリテーションセンターの経験より
- C5 頸髄損傷患者に対する簡易電動把持装具の試み
- 皮膚の構造 ・ 特性と機能および血管の特性
- 車いす,電動車いすJIS改正
- 循環器 ・ 呼吸器の障害