高温環境下における泌乳初期の乾物摂取量または栄養充足率と乳生産および血液成分との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高温環境下における泌乳初期の栄養摂取と乳生産および血液成分との関係を明らかにするため,7,8月に分娩した経産牛16頭を供試して分娩後3週間の飼養試験を行った.体重当たりの乾物摂取量(%)は,分娩1,2および3週間後に,1.79,2.05および2.32であった.可消化養分総量(TDN),粗蛋白質(CP),カルシウム(Ca)およびリン(P)の充足率(%)はそれぞれ,分娩1週間後に58,84,80および69,2週間後に65,95,93および79,3週間後に70,103,102および88であった.分娩1週間後にTDN充足率と乳脂肪率との間に1%水準で有意な負の相関が,乳糖率との間に1%水準で有意な正の相関が認められた.分娩1週間後において,Ca充足率と乳中Ca濃度との間に1%水準で,P充足率と乳中P濃度との間に5%水準で有意な負の相関が認められた.TDN充足率と血漿中NEFA濃度との間には,分娩後3週間において1%水準で有意な負の相関が認められた.
- 日本暖地畜産学会の論文
日本暖地畜産学会 | 論文
- 暖地における飼料用イネ品種の除草剤感受性
- 二番茶製茶加工残さ給与が肥育豚の枝肉および肉質に与える効果
- エコフィードの製造・利用技術と展望
- バレイショ混合サイレージの給与が肥育豚の発育と血清生化学成分に及ぼす影響
- ギニアグラスおよびセタリアの栄養価に及ぼす刈取間隔の影響