喉頭癌レーザー根治術後の音声についての検討
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概要
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今回われわれはEuropean laryngological society の分類に基づく喉頭癌の経口的レーザー手術後の音声について報告する。本分類はレーザーの切除範囲によりType I - Vに分類され、今回はType I - IIIの症例のみであった。音声機能としてMPT、PPQ、APQ、NHR を検討項目とした。今回の検討は症例数が少なかったものの、全体としては術後に悪化した音声は徐々に改善する傾向を認めた。Type I、Type II症例ではほぼ 3 カ月で改善を認めていたが、Type III症例においてはさらに音声の改善に時間がかかる傾向を認めた。
- 耳鼻と臨床会の論文