(1)当科にて加療施行した鼻性眼窩内合併症 5 例について報告した。(2)幼児眼窩蜂窩織炎症例に対して広域スペクトラムの抗菌剤を投与した結果、良好な結果が得られた。(3)鼻性眼窩内合併症では眼症状、頭痛等が初発症状であり眼科、小児科や脳神経外科を初診となる場合が多いと思われる。視力障害を来した場合、回復しない症例もあるため、他科に対する啓蒙も必要と考えられた。