当科における頭頸部扁平上皮癌の後発遠隔転移症例の検討
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概要
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九州がんセンター頭頸科で一次治療を行った頭頸部扁平上皮癌 724 例のうち、一次根治後の後発遠隔転移症例 44 例について検討した。重複癌がない初回遠隔転移再発例は全例が stage III または IV であった。遠隔転移は一次治療開始後平均 16 カ月で出現し、肺転移が 28 例と最多であった。95 %が 2 年以内に初回遠隔転移を生じていた。TN 制御後の肺転移単独に対する初回化学療法の効果は 5-FU /CDDP 投与群 で PR または NC が 6 例中 5 例であった。
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