薄筋弁により修復,治癒した難治性直腸膣瘻の手術経験
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概要
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症例は 38 歳女性,正常分娩 6 ヶ月後に膣からの排便を自覚した.双孔式人工肛門造設術を施行し経過観察したが瘻孔部が完全閉鎖しないため大腿部薄筋を用いて修復し治癒に至った.長期に渡り経過観察してきたが再発はなく,経過中第 2 子を正常分娩で出産したことから直腸膣瘻に対する外科的治療の一つとして薄筋弁による修復は有用な手技であると考えられた.
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