特異な血行動態を示し,経食道心エコーにて診断された二次孔欠損型心房中隔欠損症の一例
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概要
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65 歳女性.健診にて心電図異常を指摘され精査目的にて当院受診.経胸壁心エコーでは異常を認めず,経食道心エコーにて約 3 cm の楕円形を示す二次孔欠損型の心房中隔欠損症 (ASD) を認めた.本例は欠損孔が大きいにも関わらず左右短絡血流が僅かであり,心臓カテーテル検査でもそれを裏付ける結果が得られた.本例では,軽度の肺動脈狭窄と欠損孔形態が左右心房の圧較差をバランスし,特徴的な血行動態を呈していると思われた.
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