乳腺カルチノイド腫瘍の一例
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概要
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要旨 症例は 50 歳,女性.右乳房腫瘤を自己触知し当科を受診した.来院時理学的所見では右乳房 CD 領域に径約 2 cm の腫瘤を認めた.マンモグラフィ検査では右乳房に局所的非対称性陰影を認めカテゴリー 3 と診断された.超音波検査では低エコー腫瘤として描出された.細胞診では Class IIIa の診断であったが悪性腫瘍を否定できないため,局所麻酔下に腫瘍摘出術を施行した.病理組織学的診断はカルチノイド腫瘍であった.後日追加切除と腋窩リンパ節郭清術を施行し,腋窩リンパ節に転移を認めた.
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