巨大な腹部腫瘤を形成した限局性腹膜悪性中皮腫の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
今回我々は,巨大な腹部腫瘤を形成した腹膜悪性中皮腫の症例を経験した.症例は 78 歳の女性.2008年 7 月,右下腹部に自覚した腫瘤が増大し,腹痛,発熱も出現したため受診した.腹部 CT 検査,注腸造影検査,腹部血管造影検査施行し,腸間膜原発の腫瘍性病変と診断した.腫瘍と腸間膜に認めた小結節を含め,回腸結腸部分切除術を施行した.腫瘍は,病理組織診断の結果,腹膜悪性中皮腫であった.腹膜悪性中皮腫は診断が困難で,予後不良な疾患である.
- 日本大学医学会の論文
日本大学医学会 | 論文
- SSPE麻疹ウイルスによる細胞融合能機能解析
- 閉塞性動脈硬化症例おける血管内皮前駆細胞の動態
- 下肢静脈瘤に対する術式の相違による神経障害の検討
- Paclitaxel と Trastuzmab の併用療法が長期間奏効した再発進行乳癌の2例
- 日大外科の手術力 : 2007年度外科学系手術統計