中大脳動脈閉塞における動脈内投与局所血栓溶解療法施行例でのMRI拡散強調画像の意義
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概要
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中大脳動脈領域の虚血性血管障害10症例で, 発症6時間以内にマイクロカテーテルを用いた動脈内投与による局所血栓溶解療法 (血栓溶解療法) を施行した。その結果, 拡散強調画像高信号領域は後に起こる脳梗塞巣とよく相関しており, 出血性合併症を防ぐ観点から血栓溶解療法の実施を決定する上で有用であった。血栓溶解療法に反応して再開通を得た症例では退院時modified Rankin scaleは比較的良好であった。拡散強調画像の撮像には約40分が必要であるため, 血栓溶解療法にMRIをどのように組み合わせるかが今後の課題である。
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一般社団法人 日本救急医学会 | 論文
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