すり身製造における水晒し工程を利用した魚肉中の放射性セシウムの低減法
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概要
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福島県沖で漁獲されたマダラ,ニベ,シログチの各組織の放射活性をイメージングプレート法で評価したところ,筋肉に比較的高い放射能濃度が認められた。次いで,すり身製造における水晒し工程が魚肉の放射性セシウム含量に及ぼす影響を明らかにした。ニベ及びマダラの落とし身を3倍量の0.1%食塩水で洗浄を行ったところ,3回繰り返すことで30%程度まで低下することが明らかとなった。また,筋肉を更に細片化することで水晒しの効果が一層高まることが明らかとなった。
- 公益社団法人 日本アイソトープ協会の論文
公益社団法人 日本アイソトープ協会 | 論文
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