経口負荷試験結果に基づいた食事療法の患者へのアドバイス
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概要
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近年,経口負荷試験の結果に基づく患者への食事指導が変わってきた. かつて経口負荷試験の結果に基づき行われた指導は,除去の解除か完全除去の継続かしかなかった.これに対して最近の考えでは,経口負荷試験の結果に基づいて必要最低限の食事を除去する指導に変わってきた.すなわち,一部の食品を除き,「どこまで食べられるようになったか」という結果(安全摂取量)に基づいて摂取可能な食品情報の提供に変わったのである.卵,乳製品,小麦,大豆に関して我々は『加工食品のアレルゲン含有量早見表』を作成し,負荷試験の安全積算摂取量に基づいて食べられる範囲の食品情報を与えている. また変わったのは摂取量の問題だけではない.例えば,魚アレルギーの場合,かつてはひとつの魚種にアレルギーと診断されれば,負荷試験も行わずに魚全般の除去が指導されていたケースもあった.しかし,最近では経口負荷試験を積極的に取り入れて摂取可能な魚の摂取を探し,食べられる魚種の情報を提供する様に変わってきた.
- 日本小児アレルギー学会の論文
日本小児アレルギー学会 | 論文
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