小児喘息管理における環境整備行動に影響を与える要因
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概要
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目的:喘息管理のための具体的行動をどのように捉え,実践・継続しているのかという点に主眼を置いた研究は少ない.そこで,喘息患児を養育している保護者が行う環境整備行動に影響を与える要因,および行動継続のプロセスを明らかにするために面接調査を行い,関連要因を検討した.<BR>方法:10歳未満の患児を養育している保護者74名に半構造化面接を行い,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチにて質的に分析を行った.<BR>結果・考察:確定診断後は【入院経験】および【患者教育】が行動開始の動機づけに良い影響を与えていた.行動開始後には,【葛藤,負担感】が出現するものの,【調節要因】および【媒介要因】の影響・作用を受けることによって,内発的動機づけおよび負担感の軽減に繋がり,行動の継続というプロセスを辿ることが明らかになった.環境整備行動の継続を意図した教育支援として,<資源の活用>や<習慣>などの【調節要因】を強調し,【媒介要因】である<自己効力感>および<結果予期>を高めるアプローチの有効性が示唆された.
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日本小児アレルギー学会 | 論文
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