広島県小児科医師の食物経口負荷試験実施状況に関する調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アレルギー専門医が少なく,一般の小児科医が食物アレルギー患児を診療することが日常的な広島県の小児科医師134名(開業医98名,勤務医30名;専門医11名,非専門医113名)における食物経口負荷試験(OFC)の実施状況をアンケート調査した(2009年4~5月調査,回収率64.7%).OFCの実施率は22.4%(134名回答中30名;開業医は開業医中12.2%,勤務医は勤務医中56.7%,専門医は専門医中72.7%)で,全国調査よりも特に開業医の実施率が低く,入院より外来で実施する医師が多かった.OFCを実施しない理由には「入院設備がない」「誘発リスク」が多く,「必要性を認めない」は少なかった.OFCを行いにくいと思う医師は83.5%(133名回答中111名)で,OFC実施医師でも約半数が行いにくいと答え,その理由には「誘発リスク」「スタッフ・部屋が確保できない」が多く,保険点数・方法に関する理由は少なかった.OFCを普及するには,誘発リスクに対応できるよう,医療環境の不備を補い合う施設間の協力が必要と思われた.
- 日本小児アレルギー学会の論文
日本小児アレルギー学会 | 論文
- IMPROVED METHOD OF MEASRUING EXHALED NITRIC OXIDE (NO)
- タイトル無し
- タイトル無し
- タイトル無し
- INVESTIGATION ON THE USEFULNESS OF SPACER DEVICE FOR INHALATION OF:β2-STIMULANT WITH MDI IN ASTHMATIC CHILDREN